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【国際結婚】モロッコ人との婚姻手続き方法と流れ 準備から入籍まとめ

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アッサラームアライクム!

 

わたしたちは2022年5月にモロッコにて結婚し夫婦となりました。

 

コロナ禍での婚姻手続きは、渡航に関しても面倒な問題が山積みだったため、2人で結婚の意思を固めてから実際動き始めるまでに1年弱の時間がかかりました。

 

今回はモロッコ人と日本人の婚姻手続きに関して、実際にわたしたちがどういう流れでどれくらいの日数をかけて手続きしたのかを記録に残したいと思います😄

 

あくまでも私たちの場合の一例です。手続きされる地域へご自身でもご確認お願いします。

 

 

 

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【婚姻手続きの流れ①】モロッコ渡航前

 

まずはどうやって手続きしようか、そこからの話し合いでした。

 

いろいろ考えた方法はあって、

  1. モロッコで婚姻手続き
  2. 日本で婚姻手続き
  3. 第三国で婚姻手続き
  4. リモートで婚姻手続き

 

そもそもわたしが日本に住んでいなかったので、第三国で婚姻手続きできれば一番よかったんですが、大使館などに問い合わせてもその国ではどうあがいても結婚手続きはできない、ということで除外。

 

日本での婚姻手続きが一番簡単そう・・・?ではあったものの、大使館にめちゃくちゃ反対されたので、結局やめました。(反対というかもはや出来ません、って感じだった)

 

諸先輩方や日本大使館のHPにも記載されているように、日本で先に結婚する場合は、のちのモロッコへの報告がめちゃくちゃ大変らしい。

 

💡モロッコ人がモロッコの役所で取得した書類を日本に郵送してもらって手続きしても、モロッコ人本人がモロッコ大使館に来館して領事登録してなかったら、モロッコ側は正式な書類・手続きとは認めない・・・とかなんとか言われてよくわからなくてやめてしまった・・・。

 

今すぐモロッコに住む予定が無い場合そこまで問題を感じないようですが、いつか『モロッコに移住することになったとき』や『こどもができたとき』などに後悔しますよ・・・ということでやめました。

 

 

そんなわけでモロッコで婚姻手続きをしましょう!と決めたわたしたち、わたしの退職・日本一時帰国などの身辺整理などを済ませて、実際に書類集めに動き始めたのが2022年2月末です。

 

そして婚姻成立したのが2022年5月半ば。約3ヶ月ほどで手続きできました!!

 

結構スローペースの手続きです。

 

 

2022年2月末

やったこと

  • 在日モロッコ大使館にレターを送る

 

 

書類集めの第一歩として、日本での犯罪経歴証明書を取得するために在日モロッコ大使館へ手紙を送りました。

 

大使館からの返事に約1〜2週間、その後の警察での証明書発行までに1週間程度、とあったので、日本で入手すべき書類の中で一番時間がかかると思いまずはここから取り掛かりました。

 

必要書類の入手方法など詳しくは『【国際結婚】モロッコ人との婚姻手続き必要書類全部見せます』でまとめているので、こちらをチェックしてみてください!

 

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【国際結婚】モロッコ人との婚姻手続き必要書類全部見せます!

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2022年3月 渡航3週間前

やったこと

  • 犯罪経歴証明書の取得
  • 英文の銀行残高証明書の取得
  • 航空券の購入

 

日本で準備する書類の中で、時間がかかりそうなのは「犯罪経歴証明書」と「英文の残高証明書」だったので、この2つの取得目処がたったところで航空券を購入しました。

 

書類には有効期間があるため、モロッコに渡航できるタイミングを見計らって書類準備をスタートしました👍

 

渡航3週間前ではもはや遅いですが、パスポートの有効期限とかも要チェックです!

 

2022年3月 渡航1.2週間前

やったこと

  • 戸籍謄本の取得
  • 在モロッコ日本大使館宛の申請書の記入等
  • 在モロッコ日本大使館へメール
  • PCRの予約など(Covid19関連)

 

日本大使館で入手する『婚姻要件具備証明書・出生証明書・国籍証明書』は、事前に大使館へ申請書や戸籍謄本などの必要書類をメール送信することで来館後即受け取りが可能になります。

 

事前連絡なしで大使館行ったら、2日後にまた来てくださいね〜となってしまいます。

 

ラバトでの滞在日数を1日にしたい場合は、事前連絡必須です💡

 

その他事前にコピーできるものは自宅でコピーしていきました。たとえば、パスポートの顔写真ページは8枚くらい使ったので意外と枚数必要でした。

 

加えてコロナ禍での渡航だったので、PCRや日本規定の陰性証明書の確認、わたしは東京前泊が必要だったためホテルの手配などコロナがなければ特に発生しない諸々の渡航準備をいそいそとしていました。

 

あとは、モロッコ家族へのお土産買ったりなんだり楽しく過ごしていました🙂

 

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【婚姻手続きの流れ②】モロッコ渡航後 2人で書類集め

 

モロッコに渡航した時点ですでにタイムロス感はあるのですが、わがモロッコ夫は何一つ書類を準備していない状況でした。

 

いつも能天気でぼくのはすぐに準備できるから大丈夫〜とか言いながら夫の書類そろえるまで3週間ほどかかりました。

 

限られた日数で婚姻手続きするなら絶対事前にモロッコ人側の書類を揃えておくべきですね。

 

ラバトにて書類入手

やったこと

  • 日本大使館で書類3点入手
  • 法務省で犯罪経歴証明書を入手
  • 外務省で大使館で入手した書類3点の認証(アポスティーユ)を受ける

 

日本大使館では渡航前にメールを送信しておけばものの数分で用が済みます。

 

法務省では犯罪経歴証明書を申請する際に、大使館でもらう「出生証明書」が必要になります。法務省の近くにプリント屋さんがあったので、コピーを取ってから行くとよいです(あとモロッコ入国のスタンプページと顔写真ページのコピーも!)

 

⚠️わたしたちは外務省に行き忘れたので、後日またラバトへ行きました。日帰りで行ける距離じゃないのでここでまた数日のロス....。

 

 

モロッコ夫の書類準備+α

 

モロッコ夫側の書類準備を始めてからすべてそろえるまで3週間半かかりました。。

 

書類の準備に時間がかかったのはいくつか理由があります。

  1. ラマダン月であったこと
  2. 適当なノリのモロッコ人、、どこで必要な書類を入手できるか把握している役所の人が少ない
  3. 実際に動いたのは5日間
  4. 夫が書類取得のためにブースター接種することになった

 

夫の仕事もあったし、ちょうどラマダン月で役所の開館時間も通常と異なるのと、わたしたちも飲まず食わずで1日中動きまわるのは不可能だった。。。

 

あとイフタールの準備など色々することもあったので😅

 

夫の書類とわたしの書類でかぶっているもの健康診断書や証明写真も一緒に撮りに行って二人の必要書類がそろってきました〜。

 

 

日本人側の書類をアラビア語翻訳

 

アラビア語翻訳が必要かどうかも家庭裁判所に確認してみてください。必要ない地域もあるようです😄

 

わたしたちは近場にフランス語・英語・アラビア語対応の公証人さんがいなかったので、ちょっと遠出することに(日帰り)。

 

  1. 電話・メールでコンタクト
  2. メールでPDF書類を送信
  3. 費用・日数の確認
  4. 書類受け取り

 

こんな感じで受け取りまで1週間半ほどかかりました。

 

1週間半も時間がかかったのは、ここで外務省に行き忘れたことがわかり、翻訳してくれる人に「ラバト行っておいでよ、それから書類作るよ」と言われてしまったためです。

 

書類に不備がなく、近場に公証人さんがいれば2.3日くらいで入手できそうな気もします💡

 

すべての書類を大量コピー

 

必要書類の提出は原本だけでなく、コピーも数部必要です。

 

必要部数は家庭裁判所に確認になりますが、わたしたちは6部コピーが必要と言われていたためその通り準備しましたが、蓋を開けたら3部しかいらないと言われました。

 

モロッコあるある😂

 

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【婚姻手続きの流れ③】家庭裁判所へ

 

書類が全部そろって裁判所に行って、確認してもらったら晴れて夫婦!・・・と思っていたんですが、そう甘くなくてむしろここからが大変でした笑

 

やり直しリスト

  • 改宗証明書を取得しに行く
  • 国際結婚要求書の記入
  • 追加で証明写真撮りに行く
  • 追加書類をコピー

 

 

まずは書類をチェックしてもらって不備とダメ出しを喰らいます。

 

もともと改宗証明書いらないって裁判所がいうから用意しなかったのに、いざ手続きすると要ると言われる、これはどういう嫌がらせなんでしょうかね・・・😂

 

 

書類を揃え直して再提出

 

書類が全部OKになったらここからは、「裁判所・役所・警察署」を行き来する日々が始まります。

 

「裁判所↔︎役所↔︎警察署」の行き来が終わったらついに最終書類をもらうので、これをもって公証人さんのところへ行きます。

 

 

これも地域によってかなり差がありそうですが、夫の住んでいる地域の家庭裁判所では、裁判所で書類提出後、自分たちで警察署と役所にまた書類を持って行って伝書鳩ごっこをする必要がありました。

 

各所で書類を作成するのに最終的にはそこのボスのサインが必要なんですが、まあボスがいないことが多いこと多いこと。

 

合間でラマダンのイードがあったりしたので、書類を裁判所に提出してから公証人オフィスに行くまで2週間もかかりました。

 

この期間の平日は毎日のように裁判所、役所、警察署どれかには必ず出かけていました。

 

公証人さんのもとへ 婚姻の成立

 

わたしたちは公証人ムスタファさんにお世話になりました。

 

「ほんとうにこの人と結婚しますか?」

などの質問を始め婚姻証明書に記載される項目の再確認をして、書類作成してもらって最後にサインをしたら「Congratulations!!」と言ってもらえて晴れて夫婦となりました。

 

公証人さんのところでは・・・

  • 公証人さんとの会話は基本夫以外の第三者通訳が必要
  • 通訳してくれた人の名前も婚姻証明書にサインされる
  • お金を払う必要あり
  • 婚姻証明書原本は2部もらえた

 

最後の最後でまた通訳者が必要となるので、改宗証明書のときと同様夫の友人を召喚しました。

 

公証人さんのところでお金を払うのが決まり?らしいのですが、最初1,000dhsと言われたのを、一緒にきていた義母が900dhsに値切ってました(これは後から夫から聞いた笑)

 

ちなみにわたしたちの半年前に義姉が結婚したのですが、義姉は600dhs払ったそうです。(モロッコ人同士の結婚なんですがね・・・)

 

モロッコでは自国民同士でも結婚にお金がかかるのか〜大変だな・・・と思いました。

 

この婚姻成立の時点でモロッコ入国から1ヶ月半ほど経過していて、日本での渡航前準備とあわせると3ヶ月弱ってところです!

 

⚠️通訳をしてくれた彼の友人にはお礼金を渡しました。金額はそう高くないのですが、そこは婚約者の方と決めてみてください。

 

 

にしても、急に通訳が必要だよ、と言われて電話して15分足らずで到着するってさすが・・・わたしは日本でそんな英語通訳しに来てくれる友人15分じゃ見つけられない😂

 

 

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【婚姻手続きの流れ④】日本への報告

 

モロッコでは晴れて夫婦になれたので次に日本でも婚姻の報告をする必要があります。

 

ラバトの日本大使館でも報告の手続きはできますし、最初は大使館に書類を提出しようと思ったのですが、ラバトまで行くのが面倒だったので、帰国後日本で手続きをすることにしました。

 

(帰国前に念の為婚姻証明書を英訳した書類を作成してもらいました。)

 

日本での婚姻報告手続きに必要な書類な各市区町村により異なるかと思います。

わたしは以下の書類が必要でした。

  • 婚姻証明書(原本)
  • 婚姻証明書の和訳
  • 婚姻届(証人は不要)

 

婚姻証明書は原本2部もらっていたので、1部そのまま市役所に提出しましたが、のちのCOEでも必要な書類なので、原本提出が難しい場合は、「原本提示・コピー提出」でもよいか相談してみるのもアリだと思います。

 

 

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まとめ

 

以上がわたしたちの婚姻手続きの一連の流れでした。

 

わたしの今回のモロッコ渡航目的は婚姻手続きだけでなく、初めてのラマダンをモロッコ家族と過ごす、なところもあったので、婚姻手続き自体を急いでやっておらず、この結果です😅

 

もっとスケジュール詰めて動けばもっと早いし、保証はできないけれど、裁判所や役所にも良い人はたくさんいるので、良い方向に転ぶように急かすこともできます😂

 

モロッコで手続きとなれば、モロッコ人のお相手がどれくらい協力的に動いてくれるかが、手続き時間に影響しますね...!

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

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